バセドウ病の既往でエステを断られた|甲状腺疾患は本当に施術NG?

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バセドウ病の既往があるという理由で、エステを断られました。
私は手術済みで、現在はチラージンを服用しながら甲状腺機能は正常にコントロールされています。それでも「甲状腺疾患がある方は施術できません」とキャンセルに。甲状腺疾患があると本当にエステは受けられないのでしょうか?主治医の見解とともに、今回の体験から考えたことを書きます。

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目次

エステを予約した|目の下のクマとストレス

最近、仕事のストレスのせいか、目の下のクマがひどくなってきました。鏡を見るたびに「なんだかゲッソリしてるなあ」とため息。気持ちまで沈んでいく感じがして、ふとこう思ったのです。

――そうだ、エステに行こう。

新規限定の割引広告が目に入り、「クマ改善なら当店へ!」というキャッチコピーに背中を押され、某エステサロンを予約しました。ちょっと自分を甘やかしてもいいよね、そんな気持ちでした。

ところが、予約後に届いたのは以下の「禁忌事項確認」のメール。

Screenshot

過去の病歴、現在の通院、服薬状況、アレルギーの有無……。特に深く考えず、正直に記入しました。

私は20年以上前にバセドウ病の手術をしています。全摘ではありませんでしたが、術後に甲状腺機能が回復せず、それ以来チラージン(甲状腺ホルモン補充薬)を服用しています。数値はここ10年以上安定しており、いわゆる「術後甲状腺機能低下症」です。

アンケート送信後、数日は音沙汰なし。

そして予約前日、突然サロンから予約のキャンセルを伝える電話がありました。

理由は、

①甲状腺疾患がある
②薬を服用中

だから施術はできない、ということでした。

私は説明しました。

「今はホルモンを補充しているだけで、バセドウ病の治療自体は終わっています」

すると返ってきたのは、

「ではお薬の服用が終わった時に…」

「この薬は一生飲み続けるものなんですけど…」

「申し訳ありません。当店では甲状腺疾患のある方の施術はできません」

はい、キャンセル確定。

直後、「あなたの予約はキャンセルされました」という確認メールまで届きました。

電話を切ったあと、なぜかとてもショックを受けている自分がいました。

バセドウ病の既往とエステって、関係ある?

これって、差別じゃない?


バセドウ病とエステは本当に関係あるのか?

「バセドウ病 エステ 断られた」と検索すると、同じような経験をした人がちらほら出てきます。エステ業界では、甲状腺疾患や服薬中の人を一律で断るケースが少なくないようです。

でも医学的にはどうなのでしょうか。

甲状腺専門で有名な伊藤病院のFAQには、こうあります。

つまり、「数値が安定していれば基本的に問題なし」という立場です。

私の主治医にも今回の件を相談してみました。すると、

「それは相手が無知なんですよ。バセドウ病を勘違いしている。そんなところ行かなくてむしろ良かったですよ」

即答でした。

なんだか救われました。


差別なのか、それともリスク回避なのか

もちろん、お店側がリスクを避けたい気持ちは理解できます。何かあったときに責任を問われたくない。医療機関ではない以上、慎重になるのは当然でしょう。

でも、甲状腺機能が正常で、ホルモン補充をしているだけの人を一律に排除することは、本当に「正当な理由」なのでしょうか。

辞書によれば差別とは、

特定の属性を理由に不利益な扱いをすること。

さいたま市条例では、

正当な理由なく、障害を理由に不利益な取り扱いをすること。

今回のケースはどうなのか。法的にどうこう言うつもりはありません。ただ、既往だけを見て、対話の余地もなく一方的に扉を閉められた感じが悲しかったです。


服薬中=施術不可?それは現実的なのか

考えてみれば、世の中には何らかの薬を服用している人はたくさんいます。

高血圧の薬
ピル
アレルギー薬
インスリン
抗うつ薬

それらを飲んでいる人が、すべて美容施術を受けられないとしたらどうでしょう。

「一切リスクを負いたくない」というお店側の姿勢は一定の理解はできます。でもそれは、「一律排除」という最も簡単な方法でもあります。

私は、確認は必要だと思っています。むしろ歓迎です。でもその先に、「主治医に確認してください」「同意書を書いていただければ可能です」といった柔軟な選択肢はなかったのだろうか。

お互いにとって、もっと良い方法はあったはずです。


同じ経験をした人へ

もし、「バセドウ病の既往でエステを断られた」「甲状腺疾患があるからと美容施術を拒否された」という経験をして、この文章にたどり着いた方がいるなら、声を大にして言いたい。

そのモヤモヤ、わかります。

あなたが悪いわけではありません。

大事なのでもう一度、主治医の言葉を。

そんなとこ行かなくてむしろ良かったですよ。

ちなみに今は知り合いのやっているエステサロンでお世話になっています。

同じ病名でも人は同じではありません。だからこそ、一律の線引きではなく、対話から始まる関係が広がっていくことを願ってやみません。

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