日米でこんなに違う?犬のしつけ文化の差をエレベーターで実感した話

スポンサーリンク

何気ないエレベーターでの出来事から、犬のしつけにおける日米の文化の違いを実感しました。声かけの仕方や褒め方ひとつで、犬との関係性の見え方も変わるもの。アメリカと日本、一例ではありますが、それぞれのしつけスタイルの違いを体験談を交えてお伝えします。

スポンサーリンク
目次

日米でこんなに違う?犬のしつけ文化の差をエレベーターで実感した話

ペット可のアパートに住んでいると、毎日のように犬連れの住人とすれ違います。
多頭飼いの方もいれば、大型犬を連れている方もいて、まさに“犬のいる暮らし”が日常です。

先日、散歩帰りにエレベーターで大型犬を連れた飼い主さんと乗り合わせました。


エレベーターの中で見た「アメリカ式」犬のしつけ

そのわんこは、うちの犬に興味津々。
ぐいっと近づこうとした瞬間、飼い主さんが静かに声をかけました。

“Sit.”

たった一言。

すると、わんこはスッと端に寄り、きちんとお座り。

そして飼い主さんは、優しい声でこう続けました。

“Thank you.”

そのやりとりを見て、思わず「なるほど…」と感心してしまいました。

犬が先に降りたあと、子どもたちの会話が始まります。


次女:
「sitって言ったらお座りして、”thank you”って言ったね。」

長女:
「日本だったらさ、『お座り!』『お手!』『ふせ!』って感じだよね。」


……軍隊ですか。

思わず心の中でツッコミました。


日本とアメリカの犬のしつけの違いとは?

この出来事をきっかけに、日米の犬のしつけの文化の違いを改めて考えてみました。

🇺🇸 アメリカの犬のしつけ:対等でポジティブ

アメリカでは、

  • コマンドは短くシンプル(Sit / Stay / Down など)
  • 成功したら必ず褒める
  • 「Good job」「Thank you」など肯定的な言葉をかける

という傾向が強いです。

命令というより、コミュニケーションに近い感覚

「やってくれてありがとう」というニュアンスが含まれているのが印象的でした。


🇯🇵 日本の犬のしつけ:指示型が中心

一方、日本ではコマンドといえば

  • 「お座り!」
  • 「待て!」
  • 「伏せ!」

といった、やや強めの口調が一般的。

もちろん最近はポジティブトレーニングも広がっていますが、
昔ながらの「主従関係」を意識したしつけもまだ多い印象です。

成功したあとも、

  • 「よし」
  • 「いい子だねー」

と褒めることはあっても、
“Thank you”のように感謝の言葉をかける文化はあまり見かけません。


子どもの一言が刺さる…

その後、次女が言いました。

「“いい子だねー”って言うことはあるかも。」

すると長女が一言。

「それ、ちょっと上から目線じゃない?」

……耳が痛いのは、気のせいでしょうか。

何気ない一言でしたが、普段当たり前に使っている言葉を少しだけ見直すきっかけになりました。声かけひとつで、相手との距離感や関係性の感じ方も変わるのかもしれません。

そういえば、子どもがまだ小さかった頃、「ママ、おいで!」と無邪気に呼ばれたことを思い出しました。そのとき、はっとしたのです。「おいで」という言葉は、本来は目上から目下に向けて使う表現なんだな、と。悪気はなくても、言葉には自然と立場や関係性がにじみ出るものなのだと感じた出来事でした。


犬のしつけは文化を映す鏡?

犬への接し方は、その国の価値観を映しているようにも感じます。

アメリカでは、レストランのテラス席やカフェはもちろん、ショッピングモールの一部店舗やホームセンター、街中のショップなどでも、リードをつけた犬の姿をよく見かけます。スーパーは原則不可のこともありますが、ペット同伴可の店舗も珍しくありません。犬と一緒に入れる場所が日本よりもずっと多くあります。買い物中や食事中も、犬がそばにいるのはごく日常の風景です。だからこそ、周囲に配慮しながら落ち着いて過ごせることがとても大切になります。日々のしつけが「特別な訓練」というより、社会の中で気持ちよく共に暮らすためのマナーとして自然に根づいているように感じます。


まとめ|これからの犬のしつけを考える

近年、アメリカでは「ポジティブトレーニング(正の強化)」が主流とされています。望ましい行動をしたときにご褒美や言葉でしっかり褒めることで、犬の自主性や安心感を育てるという考え方です。叱ることよりも、できたことに注目するスタイルが一般的です。

一方、日本でもここ数年でトレーニング方法は大きく変わってきました。従来の「主従関係」を重視するしつけから、犬の気持ちを尊重するアプローチへと移行しつつあります。ただ、日常会話の中ではまだ指示型の声かけが多いのも事実かもしれません。

犬のしつけは単なるトレーニングではなく、日々のコミュニケーションの積み重ね。どんな言葉を選び、どんなトーンで伝えるのか。その違いが、犬との関係性を少しずつ形づくっていくのかもしれません。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次